モノ作り「こだわり」ニッポンの挑戦

山田 純

日本のお家芸 - 「こだわり」を徹底的に追求すること―が、日本のモノづくりの妙と同氏は語る。日本のトイレにその例をとり、自動で開く便座、スピードと角度、水の粒までコントロール出来る噴射技術・・。 「こだわり」が技術と姿を変える。凝縮された“ゆきとどいた感”は、他国の追随を許さない。携帯電話の世界でも、いずれ誰もが高齢者になり耳が不自由になる時を見据え、「シニアフォン」という世界で唯一のこだわり分野が日本にある。“こだわり”を更に深化させ、シニアフォンを難聴の方にも使用できる道具に進化させてはどうか。物理的な距離の制約を取り除くための携帯電話ではなく、物理的な距離のある無しに関係なく、質の高い、すなわちより良いコミュニケーションを実現するための道具に進化させることが出来ないか。日本のこだわりで、技術とサービスを開発したいと語る。「こだわり」が生むモノづくりの未来へと山田TALKSが弾む。

translated by Mikihisa Hayashi

モノ作り「こだわり」ニッポンの挑戦