石黒 浩

知能ロボット学者

大阪大学大学院基礎工学研究科

教授

1963年生まれ。高校、大学では絵画の制作に没頭。山梨大学の森英雄先生の研究室で、ロボットやコンピュータビジョン研究の面白さに出会う。
山梨大学大学院を修了後、1988年、大阪大学博士課程に入学。同学にて辻三郎先生の教えを受けながら研究手法を学ぶ。「基本問題を考えろ」という教えは今も守っている。その後、大阪大学、京都大学、カリフォルニア大学、京都大学、和歌山大学、と約1—3年ごとに渡り歩きながら、知能ロボットと知覚情報基盤の研究に従事。大学を渡り歩く間にも、ATR(株式会社 国際電気通信基礎技術研究所)での研究を続け、現在、客員室長として同研究所のロボット研究を先導。これまでにヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど、多数のロボットを開発。
2007年、英国コンサルティング会社Synecticsの調査「世界の100人の生きている天才のランキング」で日本人最高位の二十六位に選出される。
2010年9月、現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2010」にて、アンドロイド演劇「さようなら」(劇作家平田オリザ氏原作、演出)を世界初上演。「ロボット学とは哲学そのものである」を説く。主な著書に『ロボットとは何か』(講談社現代新書)、『生きるって何やろか?』(毎日新聞社)、『どうすれば「人」を創れるか』(新潮社)など。
2011年9月、オーストリア・リンツを皮切りに、欧州にて「さようなら」を上演。“人間とは何か”という問いについて、世界の最前線を切り拓く。

Talks
対談:石黒浩&ユーコ・スミダ・ジャクソン

対談:石黒浩&ユーコ・スミダ・ジャクソン

ユーコ スミダ ジャクソン, 石黒 浩
石黒 浩

石黒 浩

石黒 浩
ロボット社会で追求する真の人間性とは

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平田 オリザ, 石黒 浩, 小林 光一