1967年兵庫県に生まれる。1993年にアートユニット「明和電機」を結成。ユニット名は彼らの父親が過去に経営していた会社名からとったもの。青い作業服を着用し作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで活動。魚をモチーフにしたナンセンスマシーン「魚器」シリーズ、オリジナル楽器「ツクバ」シリーズを制作し、その製品のすばらしさをアピールしている。プロモーション展開は既成の芸術の枠にとらわれることなく多岐にわたり、展覧会やライブパフォーマンスはもちろんのこと、作品をおもちゃや電気製品に落とし込んでの大量流通など、たえず新しい方法論を模索している。日本おもちゃ大賞2010、「ハイ・ターゲットトイ部門」にて「大賞」を受賞している。海外では、アルスエレクトロニカでの展示、メディア芸術祭ウィーン展に参加する等、内外を問わず精力的に活動を続けている。